日本小動物歯科研究会の講習会に参加してきました。

[2024年07月11日]

こんにちは。

獣医師の阪本です。

本格的な夏の暑さがやってきましたね。
飼い主の皆様、ペットの動物たち共々、体調を崩すことなく夏を乗り切ることができるよう祈っています。
先日、大阪府高石市のワールド動物病院にて開催されました、日本小動物歯科研究会レベル1講習会に参加してきました。
この講習会は、日本小動物歯科研究会が開催しているレベル別講習会のうち、最も基礎的な内容を扱ったものになります。
午前中の講義では、歯の発生学や口腔内の解剖学から歯周病の診断・治療にいたるまで、実際の症例でのお話も交えながら解説していただきました。
また、午後の実習では、頭蓋の模型を用いて歯科レントゲンの撮影方法を学びました。
歯の半分は歯肉に埋まっていますので、一見正常のように見える歯でも、歯根に異常が見つかることは多々あります。
歯科レントゲンでは、歯周病をはじめ、そのような肉眼ではわからない病変を見つけることができます。
近年、犬猫も長寿化し、今まであまり注目されてこなかった歯の病気も注目されるようになってきました。
高齢になっても、自分の歯で最期までおいしくご飯が食べられるよう、サポートできればと思っています。若いうちからでも、出来ることは沢山ありますので、ご相談ください。