外科認定医取得
[2019年10月21日]
院長の川上です。
久々のブログとなりますが、このたび、ESVPS公認の小動物外科認定医を取得しましたので報告いたします。
どういう資格か??
この資格は、ヨーロッパの獣医学術団体であるESVPS(European School of Veterinary Postgraduate Studies)が公認する、世界標準の認定医資格です。
この資格を保有する獣医師が臨床の現場において外科学の高い知識と技術を保持していることを証明するとともに、世界各国において重要な資格基準(essential quality standard)として認識されています。
今までは、ヨーロッパ中心で開催されていた試験なのですが、日本などでも開催されるようになり、ISVPSとも呼ばれています。
兵庫県では、はじめての認定医取得者となりました。
なんで取得しようと思ったか??
・日本動物病院協会(JAHA)公認の総合臨床認定医を取得した時に、患者様や周りの人が喜んでくれて励みになったので。
・当院は、他院様から外科症例をご紹介いただくことが多いので、その方々へ少しでも安心感を与えるために。
・自分の力試し
・なんかかっこ良さそうだから
・勤務医にとっての目標の一つの道標として
どのように取得したか??
2年間、滋賀県の研修センターに通い、海外の著名な獣医師から300時間の講義と外科実習を修了し、論文審査と最終試験を合格することで取得しました。
この2年間、週末に連休を頂くことが多く、ご迷惑をおかけしました。
その間、頑張ってくれたネクストのスタッフにも感謝します。
資格を取ったからといって、急に外科がパワーアップするわけではありませんが、今までの努力とやり方が間違っていなかったと証明されたようで嬉しかったです。
今後も資格に恥じぬよう、一つ一つの診療・手術を丁寧に、真摯に取り組み、動物医療に貢献したいと思います。
また、外科医は最良の内科医であるべきという諸先輩方の教えに従い、外科医だから外科一辺倒になるのではなく、総合臨床認定医として外科を優先すべきなのか、内科で治せるのかをしっかり見極めれる獣医師でいれるよう研鑽し続けたいと思います。
これからの5年間であと2つは、認定医資格を取りたいと思っているので、日々の学習も皆様にご迷惑をお掛けしない程度に頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
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川上の現在の保有資格
①ESVPS公認 小動物外科認定医
②JAHA公認 総合臨床認定医
③小動物気管虚脱ステント認定医
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