実習に参加してきました

[2018年05月16日]

こんにちは。獣医師の津田です。

先日、SUB(皮下尿管バイパス)設置術のドライラボ(模型を使って手術の練習をする実習)に参加してきました。

SUBとは、尿管結石や腫瘍などで尿管が閉塞したときに、腎臓から膀胱を繋ぐ人工経路を設置することで、機能しなくなった尿管を迂回しておしっこを排泄させることができる、新しい治療法です。

以前から尿管閉塞や尿道閉塞のセミナーに参加していましたが、今回は新しい治療法を実際に実習で学んできました。手技は以前から勉強していたのですが、細かい注意点などを実際に手を動かしながら学ぶことができました。修了証ももらえたので、今後は当院でもSUB設置術を行えたらと思います。


 

 

 

 

写真は、実習で使用した模型です。左の黄色いのが腎臓の模型で、右のピンク色のスポンジが膀胱に見立てたものです。それぞれ白いチューブで皮下のポートに繋がっています。このポートから、石灰化を防止する液体を定期的に通して、チューブが詰まらないように維持します。

 

今回の実習は、神奈川県にある、我が母校の日本大学で行われました。

以前お世話になった先生方ともお話ができ、前の職場の研修医室にも久しぶりに行ってみて、すごく懐かしく感じました。

今回は日帰りの弾丸ツアーでしたが、今度は研修医時代の後輩や大学の友達とゆっくり話したいです。