アジア獣医眼科学会に参加してきました
[2024年11月24日]
こんにちは。
10月をもちまして退職いたしました、獣医師の上枡です。
先日、AiSVO(アジア獣医眼科学会)が東京で開催されたので参加してきました。
退職したにもかかわらず、学会に参加させていただきありがとうございました。
忙しい先生方に代わり私が新しい情報をネクストの届けるためでした。
アジア獣医眼科学会というだけあり、海外の方が大半を占めており、とても新鮮な光景でした。
今回のテーマは猫の眼疾患(緑内障)でした。
同じ緑内障と言えども、ねこちゃんの緑内障はわんちゃんの緑内障とは異なる点が多いです。
見た目の様子も初期の病態ではハッキリしないこともあり、お家では気付きにくい病気のひとつです。
ぶどう膜炎、水晶体脱臼、腫瘍など他の病気がきっかけで発症することが多く、また、眼以外の病気(腎不全、甲状腺機能亢進症など)から全身性高血圧となり、ぶどう膜炎、眼の中の出血から緑内障となることもあります。
失明してしまったり、痛みが出てしまったりする怖い病気なので、原因に合わせて目薬、飲み薬、高度な外科手術が行われることもあります。
少し難しいお話になってしまいましたが、当院ではいずれにも対応していますので、気になることがございましたらお早めにご相談下さい。