熱中症
[2017年06月28日]
こんにちは、獣医師の津田です。
もう夏ですね。僕は夏が季節の中で一番好きですが、わんちゃんたちにとっては過ごしづらい季節ですね。
人と同じで、わんちゃんも熱中症にかかります。温度や湿度が高い場所に長時間いると、自分で体温を下げることができなくなって高体温になり、重度になると意識障害、痙攣、多臓器不全などを起こし、亡くなってしまうこともあります。
気温の高い昼間の散歩は避け、家にいても風を通して涼しくしたり冷房をかけたりするようにして、お水はいつでも飲めるようにしておきましょう。
また、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種、肥満や高齢の子は特になりやすいので要注意です。
体温が高くてぐったりしているようなら、すぐにかかりつけの動物病院に電話をして、同時に体を冷やすようにしましょう。
氷を直接体に当てるなどして急激に冷やすと逆効果になることがあるので、タオルで巻いた氷嚢を首、脇、内股に挟む、水で濡らして送風する、などの方法をとりましょう。
写真は最近実家で新しく飼い始めたオーストラリアンラブラドゥードルのニコです。かわいいですね。
この日は涼しかったですが、それでもハァハァいっていました。散歩中もこまめに水分をとらせてあげましょう。