周術期管理セミナー②
[2015年03月22日]
こんにちは。 看護師の水畑です。
周術期セミナーの第2回目に先日参加してきました。
今回のメインのテーマは麻酔モニタリング。
手術中は動物の体にいろいろな機器類を取り付けてそれを数値化したものをモニターに写し出し、そこから安全に麻酔がかかっている状態なのかをモニタリングしています。
しかし、数値だけ見ていては気付けない事もあり、五感を使ったモニタリングも必要になってきます。
例えば眼瞼反射(瞼周辺を軽く触った時に目を閉じようとする反射運動)
麻酔がきちんとかかっていれば起こることはない反応ですが、麻酔が浅いと見られます。麻酔導入直後や麻酔覚醒時にこの反応を見て動物の今の状態を判断する一つの手段になっています。
あとは、筋肉の緊張度。これも麻酔がかかっていると筋肉は弛緩していますし、浅ければ緊張しています。
こういった数値化出来ない事を五感を用いてモニタリングする事も麻酔係の大事な役目です。
今回のセミナーはこうした五感と機械両方を用いて行うモニタリングを基礎から学んできました。
皆さんの家族であるペットさんの命を預かる者として、今後の手術麻酔係としてこの学びを生かしていきたいです。