がん学会参加報告
[2015年02月11日]
こんにちは、獣医師の中西です。
1月24日、25日と大阪で開催された獣医がん学会に参加して来ました。
今回のメインテーマは「副腎腫瘍」でした。
副腎というと聞きなれない臓器かと思いますが、腎臓のすぐそばにある小指頭くらいの大きさの小さな臓器で、生命維持に必要な様々なホルモンを分泌しています。
副腎が腫瘍化してしまった場合でも、多くは症状に気が付かないまま、腫瘍が増大してしまいます。副腎のそばには大きな血管があるので、そこに入り込んでより切除が難しくなります。
そういった切除困難な腫瘍に対する外科療法や、周術期の管理方法などが勉強でき、非常に有意義な2日間を過ごすことができました。
とはいっても何よりも早期発見が大事です。当院では副腎の大きさがわかる超音波検査も含めたドック検診を行っていますので、ご相談ください。